第35回さくら講演会 『私の伝えたい シリア・アラブ共和国』

2021年5月15日(土)

シリア出身のムハンマド ナジ-ブ アルヘブラウィさんを講師に迎え、昨今のニュースで多くの人が深い関心を寄せるシリアについて話を聞ききました。

アラブの春と呼ばれる民主化運動が波及し、シリア国内で武力衝突が起こってから10年。戦闘の度に破壊された建物も生活も回復されず、多くの人々が国内外へ避難せざるを得ない現状を、かつての美しいシリアの映像と比較しながら語ってくれました。日常の生活を奪われた母国の人々の苦難と救いを求める声を、現在日立に住み、自身ができることとして真剣に伝えようとする姿が印象的でした。

国際交流ボランティアネットワークさくら

「国際交流ボランティアネットワークさくら」は、草の根の国際交流のアイディア "Think Globally, Act Locally" (世界に目を向け、地域で行動する) をもとに、日立市在住の外国人の方々を支援しようと1990年より活動しています。個人と個人をネットワークし、それぞれの力を発揮しながら行動していくという思いを会の名称に込め、さくらの花びらになぞらえた5分野の活動を続けています。