令和2年度(2020年)さくら日本語教室の活動状況 ~ コロナ禍の中で ~

 2020年2月末に発令された緊急事態宣言で公立小中高校は休校となり、さくら日本語教室も、前期(4月~9月)は残念ながら休講とすることに相談の上決定しました。

 後期10月からは感染防止に努めながら、対面授業を開始し、同時にリモート授業も可能な者同志で行うことになりました。しかし、2021年1月になると再び茨城県が緊急事態宣言を出し、施設も閉館し2月22日の解除迄、対面授業は再び休講せざるを得なくなりました。一方、リモート学習は続けることができました。

【土曜教室】 

  受講生は中国、シリア、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、タイ、ベトナム、インドネシア等、延べ人員で18名位が出入りの変化はあるものの熱心に学習を続けました。講師は有志のみで、対面が7名、リモート学習は5名程が担当し、現在も継続しています。

 11月から12月迄の短期間でしたが茨城キリスト教大学3年生1名が実習生として参加され、若い方による良い刺激が得られたと思います。『実習という短い期間でしたが本当に有難うございました。さくら日本語教室の皆さんの元で、学習させていただいた貴重な経験を今後活かしていけたらと思います』との感想をいただきました。

 今後「特定技能1号」等の外国からの長期就労者も増えつつあるので、コロナ禍に注意しながら、少しでも彼等の為に役に立てたらと願っています。

 【木曜教室】 

 木曜教室は、現在教師7名(内2名はコロナで休業中)、受講生は中国3名、ネパール1名、ベトナム3名、フィリピン2名、計9名です。

 講師のメンバーが大きく世代交代し、新しく男性講師が3名加わりました。コロナ禍の影響で、3月末に予定された恒例のお茶会は出来ませんでしたが、4月にはオープニングセレモニーとしてオリエンテーションを実施しました。

 これからの前期半年間、コロナに負けず楽しく勉強していこうと皆で誓いました。 

国際交流ボランティアネットワークさくら

「国際交流ボランティアネットワークさくら」は、草の根の国際交流のアイディア "Think Globally, Act Locally" (世界に目を向け、地域で行動する) をもとに、日立市在住の外国人の方々を支援しようと1990年より活動しています。個人と個人をネットワークし、それぞれの力を発揮しながら行動していくという思いを会の名称に込め、さくらの花びらになぞらえた5分野の活動を続けています。